main

他工事

安心と安全を確実に届ける。
その仕事に妥協は一切ない。

奥野 卓 30歳社歴:3年目

2017/03/30

以前は鉄工所で溶接工として勤務していたが、安定を求め転職を考えていた頃、他工事士の仕事をしている叔父から誘いがあり、この仕事に就いた。

この仕事は、道路に埋設されているガス管が下水道や水道工事等で破損されることがないよう管理することが目的である。
叔父の仕事はガス管付近を工事する場合に立会いや見回りを行うことであるが、奥野さん自身は工事の影響範囲にある埋設ガス管の位置や深さを事前に調査し道路面に標示を行い、他工事士に引き継ぎ、工事の影響によりガス漏れが発生していないかを確認する業務を行っている。

本日も、道路側溝の改修で境界線付近を30cmにわたり掘削し、構造物を設置する工事だ。事前にガス引込み管の位置と深さを、ロケーター(ガス探査機)を用いて調査し、道路面に標示を行うことと、既設ガス管の漏洩調査を行うように監督から指示を受けた。
境界線付近の引込み管は浅く埋設されている場合が多く、過去にも多くのガス管が破損された事例がある。

1 2

この現場は、バス通りで昼間は交通量も多い。万一、ガス管が破損すれば大変なことになるのは十分に判っているので、標示した位置が実際と間違っていたり抜けていることが無いように、同じ所を何度も間違いがないか確認した後に標示を行う。
ガス管の種類によってはロケーター調査で反応が出ない場合もあり、そのときは図面と現地を相互確認し標示を行うこととなるが、決して隠さず監督や現場を引き継ぐ他工事士には連絡し、情報を共有することが重要であり、他工事士と現場で一緒にお互いが納得するまで調査する場合も多々ある。

道路に埋まっている見えないガス管の位置を標示するのは技術と経験が必要だ。
他工事が着工し、苦労して標示した位置にガス管が出てきたことを他工事士から聞いたときは、この仕事に誇りを感じる。引継ぐ方も、管理していく方も、ガス管が破損しないために、監督を含めた全員が一丸となり、責任を持ってこの業務に徹している。

仕事での移動距離は長いが運転は嫌いではない。休日は子供とドライブをして楽しんでいる。将来は自分のマイホームを持つことを目標にし、日々ガス管の破損抑止に仲間と連携して取り組んでいる。

3
4
5 6

ゲンバの星一覧に戻る