作業長への道作業長になるまでのキャリアステップを作業長が語ります。

作業長への道

作業長になるまでのキャリアステップを作業長が語ります。

現在作業長を務めている3名の、入社してから作業長と呼ばれるようになるまでのストーリーをご紹介。
当時の仕事内容や感じていた想い等、それぞれの作業長が、どのようにして長く険しい作業長への道を歩んできたかを、ご覧ください!

~ 辻作業長のキャリアストーリー ~ ~ 辻作業長のキャリアストーリー ~

辻作業長 Foreman Yamada Taro 辻作業長 Foreman Yamada Taro

辻作業長 Foreman Yamada Taro 辻作業長 Foreman Yamada Taro

名前:
辻 有一郎
年齢:
48歳
作業長暦:
16年

叔父と兄がガス工事に携わっていたことがきっかけでこの業界に入ることになる。平成7年に阪神淡路大震災での復興応援を経験し、その後、数々のガス工事現場を経て、平成12年8月から作業長、平成28年に株式会社を設立し現在に至る。

入社当時について 入社当時について

入社当時について 入社当時について

親戚兄弟に誘われ入社したものの、当初は全く仕事が分からず周りの人に教えてもらいながら、毎日迷惑ばかり掛けていたと思います。当時を思い返すと不真面目(甘えがあった)な態度で仕事をしていたのかな、と大いに反省しています。
しかしながら、デスクワークが苦手だった私には、体を動かし働くことがとても楽しかったことを鮮明に覚えています。仕事をしていくうちに色んなことに興味を持ち始め、建設機械に初めて乗ったときには、おもちゃに触っている子供のように夢中で操作したことを今でも覚えています。そんな私が、まさかガス工事の会社を経営するなんて、この頃は考えもしていませんでした。

作業長になってからの変化とは 作業長になってからの変化とは

作業長になってからの変化とは 作業長になってからの変化とは

作業長になり施工班を任されるようになってからは、今まで感じたことがない責任感と達成感を感じるようになり、いろんな面での意識と行動に変化が出てきたと思います。
ひとつは「現場を無事故で施工する責任感」です。作業員よりも早く出社し、作業工程を考え、一日の終わりに当日の反省と明日の予定を考えるようになりました。
次に、「現場を無事故で完了させたときの達成感」です。日々の作業が予定通りに進み、無事に作業を終えたときの安堵と達成感が以前よりも湧いたことを覚えています。
勿論、反省点も多くありましたが。
この2つの感情は、不思議と美味しいご飯と美味しいお酒を与えてくれました。
日々を充実させることで美味しいご飯とお酒を楽しむことができ、落ち着いた気持ちで仕事を進められたことが、現在まで無事故でやってこれた要因であると自負しています。

作業長になるまでの経験について 作業長になるまでの経験について

作業長になるまでの経験について 作業長になるまでの経験について

入社当時は、不要ガス管撤去(側溝カット)や地下のガス管調査(ロケーター調査)などの業務に就いていましたが、平成7年に発生した阪神淡路大震災後に拠点を神戸に移し、6名でガス管を埋設していく業務の一員になりました。その後すぐに、作業長になりたい気持ちが芽生え始め、工事仕様書や作業要領書を懸命に読み始めました。
阪神淡路大震災の復興応援では、作業員の私たちに被災した町の人たちが「兄ちゃんありがとな!大変やろ温かいお茶飲み!」と声を掛けてくださり、胸が熱くなったのをはっきりと覚えています。現場ではとても寒くて辛い業務が多かったのですが、この仕事を一生の仕事にしたいと考えるようになったのは、ちょうどその頃だったと思います。

作業長からのメッセージ 作業長からのメッセージ

色んな仕事がありますが、私は体を動かし物を作ることが最も楽しいと感じています。平成21年に会社を立ち上げ、現在は株式会社となりました。日々、特別修繕班の班長を務めながら、次世代の作業長や工事士を育てています。ガスに携わる者として、責任感を強く持って、きっちりとした仕事をしなければなりません。強い責任感と、きっちりとした仕事はどの世界でも同じことが言えます。初心者が徐々に半人前になり、立派な一人前になっていく。そして、最も大切なことは、毎日を有意義に楽しく明るく過ごせることだと感じています。

作業長川柳 作業長川柳

頑張れば 人に恵まれ 助けられ

~ 工藤作業長のキャリアストーリー ~ ~ 工藤作業長のキャリアストーリー ~

工藤作業長 Foreman Kudou 工藤作業長 Foreman Kudou

工藤作業長 Foreman Kudou 工藤作業長 Foreman Kudou

名前:
工藤 浩二
年齢:
45歳
作業長暦:
16年

入社以来24年が経過した現在も、導管部門の建設工事に携わっている。当時のガス管は鉄管で重たかったので、力に自信があった工藤は、自分に向いている仕事だと感じていた。しかし、現在のガス管はポリエチレン管に様変わりをしているので、筋力が衰えていく今後も、十分にやっていける業界になったと常々思いながら仕事に取り組んでいる。

入社当時について 入社当時について

入社当時について 入社当時について

自分のがっちりとした丈夫な身体を活かせる仕事をしたいと考えていたときに、土木工事に興味を持ち、今の会社に就職しました。
当時は、土木工事というと穴を掘るというぐらいの知識しかない状態で、未知の世界となるガス工事をやることに戸惑いはありました。全くの素人で入社したので、現場では不安の連続でした。現場では見たこともない材料や作業工具ばかりで作業方法も分かりませんでした。例えば、鋳鉄本管の押輪をボルトで締めるという作業手順にしても、普通に締め込むだけと思って先輩の作業を見ていると、特殊な工具を使って器用に作業を行っていたと記憶しています。他にもいろいろな工法があり、最初は分からないことばかりでしたが、少しずつでも仕事を覚えることが楽しみとなっていました。当時は、覚えることで早く一人前になれるのだという気持ちで、先輩方に仕事を教えてもらっていました。

作業長になってからの変化とは 作業長になってからの変化とは

作業長になってからの変化とは 作業長になってからの変化とは

ガス工事を自分の職とするために各資格を取得し、様々な経験を積重ねて自分の立場が上級であると実感したのは、工事現場で付近のお客様に工事について内容説明を行ったときでした。
そのときのお客様から、『ありがとう、ご苦労さん頑張ってや』と言っていただいたときに、納得してもらえる説明が自分にもできるようになったのだと実感しました。また私は、ガス工事に携わる仕事ができて良かった、ガス工事はやりがいのある仕事なんだということを改めて感じました。

作業長になるまでの経験について 作業長になるまでの経験について

作業長になるまでの経験について 作業長になるまでの経験について

必要な資格を段階的に取得していくと、その資格を持つことで任される作業も増えていきました。この仕事を始めた頃は、先輩方が言われたことに対して、動くことしかできませんでしたが、経験を重ね資格を取得したことで重要な作業もできるようになりました。ひとつ例をあげると、古いパイプと新しいパイプを接続するときに、気体であるガスを一時的に止める必要があり、その時に丈夫な風船のような道具を使います。そのガスを一時的に止める作業がとても重要で、失敗すると付近のお客さま宅のガスが出なくなり多大なご迷惑をおかけすることになります。そのような重要作業も任されるようになりました。この作業は何をして何に注意するのか。また、この作業をするにはこうした方がスムーズにできる等を自分なりに考えることで成長できたと思います。そして、自分が経験してきた良いことや悪いこと、失敗したこと等を、後輩に経験談として教えることができるようになり、後輩を叱ったり教育することで自身のスキルも向上していきました。

作業長からのメッセージ 作業長からのメッセージ

ガス工事は、土木工事のなかでもお客様との関わりが大きい仕事です。お叱りをいただくこともありますが、『ありがとう』や『頑張ってや』と声をかけていただくことも多く、非常にやりがいのある仕事です。

作業長川柳 作業長川柳

『ありがとう』 この一言が やりがいに!