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緊急保安

女性作業長として、
大切なお客さまのため、
真面目に、一生懸命に。

山本 清美 38歳社歴:17年目

2017/03/30

前職は、引越業界で働いていたという女性作業長の山本清美さん。トラックの運転手になりたい!10tトラックを運転したい!という希望が叶えられると思い、今の会社に入社した。
会社の同僚や関係者からは、「山本さん」ではなく「清美さん」と呼ばれ親しまれている。決して大きい体とはいえない清美さんに「今の仕事も重い物を持つ事があるのでは?」と聞くと、「現場では力仕事が多いけれど引越屋さんでの荷物運びで力が付き、今の仕事にずいぶん役立っています。」と笑う。好きな工具も力が必要なスコップ。掘っていく手応えが良いそうだ。

今日のゲンバは、100号のガスメーターがマイコン点滅をしている原因の調査作業。ガス漏れの可能性のあるゲンバだ。お客さまに状況を聞き、調査開始。ガス漏れ検知器でメーター付近の配管を細部に至るまで念入りに検査し、作業員へも細部まで確認するよう的確に指示を出していた。
調査完了後、作業チェック項目を順に声に出しながら、作業員と手際よく最終確認を行っていた。

仕事へのこだわりは?の質問に、長く考えた後、「一生懸命。」と答えてくれた清美さん。ほかの質問にも言葉を選びながら真剣に答えてくれる姿勢に、彼女が言う「一生懸命」の言葉の意味を垣間見た気がした。

また、お客さま宅での業務がほとんどなので、さぞかし人と話すことが得意なのかと思っていたら、「人見知りなので苦手」とのこと。「だからこそ頑張ってお客さまに説明をしていますが、よく言葉を噛んでしまって笑われます。」と清美さん本人は失敗した様に話す。その場の空気が和むのが手に取るように想像できるが、彼女の誠実な人柄はきっとお客さまにも伝わっているのだろう。

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今の仕事の面白さは、ガス漏れの修繕工事が完了するとホッとし、達成感を感じるところらしい。先日もガス漏れを修繕した後、お客さまに内容を説明していると、「ガス漏れが直って本当に良かった。ありがとう。」と嬉し泣きされたそうだ。改めてこの仕事の大切さと、やりがいを感じているとのことだった。

プライベートでは、バイクのツーリングと海釣りに出掛けることが楽しみ。私生活でも「男前」の清美さん。でも、海釣りのとき、餌であるイソメだけはエイリアンのようで苦手だそうで、「軍手がないと触れません。」と可愛らしい一面を、はにかみながら答えてくれた。

清美さんの尊敬する人は自社の専務さん。「従業員への気配りや配慮があり、どんな現場でも的確な判断ができ、お客さまの対応も完璧な人です」と教えてくれた。自身の将来の目標も専務さんのように、仕事の幅を広げ、後輩を育成していく人になりたいと強い眼差しで答えてくれた。
そして、「今の仕事と会社が好きなので定年まで続けたいです!」と、はっきり言い切った清美さん。彼女から溢れる仕事に対する真面目な姿勢と強い自信は、清美さんならきっと目標達成できると確信させてくれた。

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