高校卒業後、友人がガス工事の仕事をしており、その友人の紹介で現在の会社へ入社した小西さん。
現在は、ガス導管の建設を行う本支管班(5名班)の作業長として、日々の現場で責任者として充実した毎日を送っている。
気遣いも多いとのことであるが、この仕事の面白さについて伺ったところ、「一つの現場が無事に完了したときの達成感が一番です」と元気に答えてくれた。
本日のゲンバは、住宅街の道路面に埋設されている古くなったガス管の入替工事現場で、古いガス管(旧管)を撤去し、沿道の建物ひとつひとつに引き込まれているガスの供給管を結び替える工事。
この工事の一番重要なポイントは、旧管に流れているガスを遮断する際に、沿道付近でガスをお使いのお客さま宅のマイコンメーターに異常(遮断)がないかを確認することと答えてくれた。ガス工事の不備が原因となって、付近のお客さま宅へのガス供給がストップすることのないよう、細心の注意を払いながら、手際よく作業指示を出していく。メンバーの緊張感が交錯する現場は、まさに、工事が無事完了したときの達成感・充実感と表裏一体なのだろう。
ガス工事に携わるようになって一番の思い出は?という問いには、ガス導管の建設工事は屋外作業のため、天候が急変し、豪雨で全身ずぶ濡れになりながら作業がストップするなど、予定どおりにいかないことがあったそう。そんなときに、近隣のお客さま(ご高齢のご婦人)から、「こんな天気の中で大変な工事をきれいにやってくれてありがとう」というお礼の言葉をいただいたことが、今でも忘れられません、と目を輝かせながら話してくれた。お客さまにガスのある快適な暮らしを、自らの手で安全安心とともにお届けする。そんな決意とプライドが小西さんに宿った瞬間だったのかもしれない。
そんな小西さんの目標は、入社以来、仕事のいろはを教えてくれた先輩だという。どんな現場でも、判断よく的確な指示ができる姿を見て、少しでも追いつけるように、作業長になった今も日々努力を続けているとのこと。
プライベートでは、昨年結婚し、お子さんも生まれ、まさに公私ともに充実している小西さん。休みの日には、お子さんと遊んだり、友人と過ごすことが多いそうで、家族で一緒に楽しめる趣味をこれから考えたいと、満面の笑みで話してくれた。