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敷地内工事

ガスマンとしての使命感。
それが突き動かすプロ意識。

小林 優 36歳社歴:13年目

2017/03/30

以前は鳶職をしており、独立も考えていた小林さんだが、当時は不景気もあり、安定したインフラ業(ライフライン関係)に興味があったそう。そのなかで、自分の周りには電気・水道関係の業者さんはいたが、ガス関係の業者がいなかったことが、ガス業界に入る動機として大きかったという。

小林さんの仕事の一部を紹介しよう。
建物解体現場では、不使用になったガス管があり、撤去が必要なときがある。地中に長い年月埋まっていたガス管は、錆びて通常の工具では外せないことも多いそうであるが、『柄の長さが900mmの大きな工具を使えば、外すことが出来ないものはない!』と笑う。小林さんの鍛え上げられた筋肉がその言葉を裏付けているように見える。大のお気に入りだという柄が900mmの工具は、仕事のとき、いつも一緒のよき相棒である。

4、5年前、ビルの建築現場で、地中に埋設されているガス管の近くで建物基礎を撤去する工事があったそうで、建築現場の監督と綿密に打ち合わせの上、先方の解体工事に立会いし、事故なく無事完了。先日、別の工事現場でその監督さんとばったり再会を果たしたが、小林さんのことをよく覚えてくれており、『このガス屋さんの指示の下で、作業進めたら事故おきひんから』とゲンバのみなさんに言っていただいたそう。今回の工事も無事完了し、『ガス屋さんが来てくれてなかったらガス管破損してたかもしれへんわ。ありがとう!』と大いに褒められた。ガスのプロとして、建築のプロから信用してもらった感動はひとしおで、この仕事のやりがいは、そういったお褒めの言葉に尽きると、熱く語ってくれた。

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小林さんの仕事は、他企業者の工事現場で、ガス管を守るためのゲンバ立会い。守るための最も重要なポイントは、ガス管の位置を把握してもらい、ガス管を破損させないことである。

そんな熱男(アツオ)な小林さんが尊敬する人は、同じ会社にいる先輩である。その先輩は、誰もが嫌がる作業・困難なゲンバでも1番に手を挙げ、進んで笑顔で仕事をこなす、小林さんよりもさらに熱男な方だという。
その姿に小林さんの将来の姿があるのであろう。

仕事に熱い小林さんの元気の源は、家族、サーファー仲間とのサーフィンである。
仕事と同じくらいにサーフィンにハマっており、そのエネルギーはオーストラリアで有名な職人にサーフボードを作ってもらう程だ。
将来の夢は、南アフリカのJ‐Bayという場所で条件が揃ったときに発生する、1kmも続く大波にのることと、70歳までサーフィンを続けること、と語る小林さんは、今日も家族や仲間との時間を大切にしながら、ゲンバでの仕事に熱い想いを持ち、突き進んでいることだろう。

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